ほくろ除去にかかる費用相場が知りたい!具体的な治療法やアフターケアの方法についても解説!

ほくろ除去
男性
男性

ほくろ除去にかかる費用を払えるか不安…

女性
女性

ほくろ除去は痛そうなイメージで怖い…

初めてのほくろ除去治療を受ける際は、さまざまな不安が浮かんできますよね。
本記事では以下の点を網羅してほくろ除去の費用について詳しく解説していきます。

  • ほくろ除去の費用相場はどれくらい?
  • ほくろ除去ではどんな治療をするの?
  • ほくろ除去のアフターケアはどうするべき?

治療費用や方針に納得したうえでほくろ除去を受けるために、ご参考いただけますと幸いです。

そもそもほくろとは?

ほくろとは、成長していく中で色素細胞になれなかった細胞の集まりであり、良性の皮膚腫瘍を指します。

生まれつきのほくろは数十cm以上まで大きくなることがありますが、後天的に生じたほくろは通常6〜7mm程度の大きさで成長が止まります。
ほくろは、見た目によって良性の腫瘍と皮膚がんとに区別するのが困難であるため、少しでも気になる方は医療機関を受診することをおすすめします。
良性の場合は治療する必要はありませんが、大きすぎて気になる場合は治療を受けることが可能です。

ほくろ除去施術の流れは?

この項目では、ほくろ除去前から施術後までの全体的な流れをご紹介します。
事前に流れを把握しておくことで、スムーズに施術を受けられるようにしましょう。

①予約

まず、カウンセリングの予約をします。
電話、メール、LINEなどから選択し、都合の良い日時を予約します。
いきなり来院するのに抵抗があるという方のために、Webカウンセリングや匿名でのWeb相談を実施している医療機関も存在しますので、気軽に利用することをおすすめします。

②カウンセリング

施術を担当する医師やカウンセラーによるカウンセリングが実施されます。
ここでは、ほくろのある部分を観察し各々に適した施術方針について説明を受けられます。
また、施術内容だけでなく、術後のアフターケアについてもアドバイスを受けられます。
無料で実施している医療機関がほとんどであるため、自身のほくろについて不安なことがあれば気軽に相談することをおすすめします。

注意点

顔のほくろが施術対象の場合、化粧を落とさなければならないことがあります。

③施術

ほくろ除去治療としては、主にレーザー法、電気メス法、切開法の3種類が存在します。
施術法によって、すぐに帰宅できるものと休憩をはさむ必要があるものに分類されますが、いずれも日帰りが可能となっています。
また、事前に化粧を落とした場合でも、帰宅前にパウダールームを利用できる医療機関もあります。

④アフターケア

施術だけでなく、施術部位のアフターケアも治療の一環として非常に大切です。
ほくろ除去後に気を付けるべきことを3点ご紹介しますので、必ず頭に入れておきましょう。

1. 保護テープを貼る

傷跡の大きさや状態にもよりますが、最低でも施術後3日~10日ほど患部に保護テープを貼る必要があります。
傷跡をよりきれいな状態に戻したい場合は、10日後以降も貼り続けることをおすすめします。
保護テープには肌色のような目立たない色も存在するため、人の目を気にせず使用することが可能です。

2. こまめに紫外線対策を行う

赤みが残っている場合は、日焼けにより皮膚に色素沈着を引き起こしやすくなっています。
赤みが引くまでは、患部の紫外線対策を怠らないようにする必要があります。

3. 患部になるべく触らない

施術後の傷口には、しばらくするとかさぶたができます。
かさぶたは無理に剥がそうとせず、自然に剥がれ落ちるのを待つことをおすすめします。
特に、保護テープを貼りかえるときなどに誤って触れないように気を付けましょう。

以上のアフターケアを徹底することで、最終的には患部周囲の肌と遜色ない皮膚に生まれ変わります。

ほくろ除去の治療法とは?

ほくろ除去の3つの施術法について、それぞれの手法と長所・短所をご紹介します。
自分のほくろの状態に応じて受ける施術法が異なりますので、ぜひご参照ください。

①レーザー法

レーザー法は、1mm以下のほくろが治療対象として推奨されています。
ただし、1mm以上であっても複数回レーザー治療を実施すれば除去することが可能な場合があります。
レーザー照射によりほくろ周辺に無数の穴を開け、新しい皮膚を再生させることでほくろを除去する方法です。

長所

傷跡がほとんど残らず、施術後のアフターケアにかかる時間も短くて済みます。

短所

ほくろが大きく盛り上がっていた場合、皮膚を平坦にするのが困難です。

②電気メス法

電気メス法は、5mm以下のほくろが治療対象として推奨されています。
電気メスの熱を利用し、ほくろの根元にある細胞も含めて除去する方法です。

長所

1回の施術によって切除可能であり、痛みや出血がほとんどありません。

短所

患部に傷跡としてくぼみが少し残る場合があります。

③切開法

切開法は、5mm以上のほくろが治療対象として推奨されています。
ほくろとその周辺組織を大きめに切開し,根元から除去する外科的手術です。

長所

ほくろの根元細胞を取り除くため再発が少なく、縫合による傷跡も次第に消失していきます。

短所

他の2手法に比べ、施術にかかる費用が高くなります。

出典:東京中央美容外科「ほくろ除去・いぼ除去の治療方法

ほくろ除去の費用相場は?

ほくろ除去では、ほくろの大きさや施術法によってかかる費用が異なります。
各治療法にかかる費用相場と平均額を以下の表に示していますので、ぜひご参照ください。

費用項目レーザー法電気メス法切開法
費用相場2,200~11,000円4,980~22,000円19,800~55,000円
平均額約5,600円約9,300円約32,000円
費用は税込表示です

いずれの治療法も医療機関によって必要な費用に幅があるため、平均額を参考にすることをおすすめします。
レーザー法と電気メス法については、10,000円以内で治療を受けられる場合が多く、初めての治療でも利用しやすい価格設定となっています。
一方で、切開法については一段と費用が高く設定されており、安くても約20,000円かかります。
ただし、切開法では他2法と異なり、対応可能なほくろの種類が多かったり、施術跡が目立ちにくかったりするなど技術面において優秀な方法となります。

ほくろ除去の治療法や費用面については一長一短があるため、担当医師とよく相談し、自分のほくろに適した治療法を選択することをおすすめします。

ほくろ除去は保険適用される?

ほくろ除去に保険が適用されるか否かは、治療を実施する目的によって異なります。
ここでは、保険が適用される例とされない例に分けてご紹介します。

①保険適用される例

ほくろが悪性腫瘍や皮膚がんと診断された場合は、健康に悪影響を及ぼす可能性があるとして、保険適用となります。
特に皮膚がんは転移するリスクがあるため、早めに除去する必要があります。
その他に、目元のほくろが視界を遮っていたり、ほくろから出血したりする場合にも日常生活に支障きたすものとして保険適用となる場合があります。

②保険適用されない例

ほくろが良性腫瘍であり健康に悪影響を及ぼす可能性がない場合は、基本的に保険適用されません。
ほくろが大きく目立っていたり、数が多かったりすることが除去理由の場合、治療が美容目的となりますので、保険が適用されません。
ほくろの良性・悪性については、見た目だけで判断できるものではありません。
そのため、ほくろ治療を受ける際は必ず医療機関を受診し、医師の診断によって保険適用されるか否かを判断してもらうようにしましょう。

ほくろ除去に失敗しないためには?

ほくろ除去するためには自分の体に刺激を与える必要があるため、失敗してしまわないかどうか不安ですよね。
ここでは、ほくろ除去に失敗しないために覚えておくべき事項を3つご紹介します。

①しっかりとしたカウンセリングを受ける

カウンセリングにおいて、施術に関する詳しい説明を受けることが第一に大切なことです。
ただし、それと同等以上に施術を担当する医師の情報も注目するべき事項です。
したがって、カウンセリングを受ける医師の経歴を下調べし、ほくろ除去治療に関わる実績や専門性などを把握しておきましょう。
また、カウンセリングからアフターケアまで一人の医師が担当する制度を設けている医療機関を受診することをおすすめです。
同じ医師が施術後まで担当することで、治療後においても自分に適したアドバイスをスムーズに受けることが可能となります。

②アフターケアを怠らない

先述の通り、ほくろ除去ではアフターケアまでが治療の一環です。
アフターケアを怠ると、施術跡や赤みなどの治りが遅くなったり、シミとして残ったりする場合がありますので、施術後も患部に対して慎重に対処しましょう。
具体的に守るべき行動としては、先述のこちらを参考にしてください。

③自分でほくろを除去しない

自らの手でほくろ除去を試すのは絶対にやめましょう。
セルフでほくろ除去する手段としては、除去クリームを使ったり、自ら切ったりする方法があります。
ただし、除去クリームでは患部にやけどしたような跡が残る場合があるため、厚生労働省から避けるように注意喚起がなされています。
また、自宅でほくろを切るのは感染症を引き起こすリスクがあり、衛生上の問題により勧められていません。

ほくろを増やさないためのケアとは?

ほくろは先天的なものだけでなく、成長過程において生じるものも存在します。
ここでは、ほくろを増やさないための対策法を3つご紹介します。

①紫外線対策をこまめにする

日中に外出することが多い方は紫外線を大量に浴びるため、メラニン色素が増加しほくろが作られるリスクが上がります。
また、室内にいても窓からの日差しによって紫外線を浴びることがあります。
したがって、外出先でも室内でも日焼け止めをこまめに使用することをおすすめします。
外で浴びる紫外線と、窓を通して浴びる紫外線は異なるため、それぞれに対応した日焼け止めを使用すると良いでしょう。

②生活習慣を整える

睡眠や食生活などの生活習慣が乱れると、肌が新しく生まれ変わる周期も乱れほくろが生じやすくなります。
したがって、睡眠の質を上げたり、栄養バランスの良い食生活を習慣化したりすることが対策の一手となります。
また、仕事、育児、人間関係などで日常的にストレスを溜めこんでいる場合にも、ほくろが生じやすくなることがあります。
そのため、普段から身近にできるストレス解消法を考えておき、実践することも対策となります。

③体内のホルモンバランスを整える

特に女性にとっては、月経不順や更年期障害などによりホルモンバランスを崩しやすいイベントが多くあります。
ホルモンバランスが乱れるとメラニン色素の排出機能に異常が生じ、ほくろが増加することがあります。
そのため、普段からピルの服用を習慣化するなどの対策を講じることが大切となります。

ほくろ除去に関するよくある質問

ここでは、ほくろ除去に関するさまざまな質問にお答えしています。
ぜひほくろ除去の施術を受ける際の参考にしてください。

ほくろ除去はどの科で受けるべきですか?

皮膚科または形成外科で治療を受けることをおすすめします。

ほくろが悪性腫瘍や皮膚がんであった場合、皮膚病変を専門的に治療する「皮膚科」を受診するのが適しています。
皮膚科では「病気の治療」が目的となっており、悪性病変を完全に取り除くことで再発を抑えてくれます。
一方、ほくろが大きく目立つことに対する美容面の悩みや、目元のほくろが邪魔で視界が制限されているという機能面の悩みがある場合は、整形を目的とする「形成外科」を受診するのが適しています。
形成外科では美容目的の施術が多いため、仕上がりにも期待できます。

ほくろ除去では痛みを伴いますか?

ほとんど痛みを伴いません。

レーザー法、電気メス法、切開法は、いずれも局所麻酔をするため、施術中に痛みを感じることはほとんどありません。
ただし、施術により傷ついた部分が施術後に少し痛むことがあります。
もし施術後の痛みが心配であれば、鎮痛薬を処方してもらえるケースがありますので医師に相談してみることをおすすめします。

ほくろ除去は未成年でも受けられますか?

ほくろ除去に年齢制限はありません

ほくろ除去については、子供から大人までどの年齢においても治療を受けられます。
ただし、その場合は親権者の方の同意書が必要となります。
また、医療機関によっては親権者の同伴が必要となる所もありますので、公式HPにてあらかじめ下調べすることをおすすめします。
ほくろ除去施術を受けるか否かについて、未成年者一人で決定するのは大変危険です。
未成年の場合は、施術におけるリスクについて親権者の方や医師としっかり相談した上で決断するようにしましょう。

ほくろは一度で除去可能ですか?

基本的には一度で除去可能です。

レーザー法、電気メス法、切開法のいずれの治療法においても、ほとんどの場合一度の施術でほくろを除去することが可能であり、通院の必要もありません。
ただし、除去したいほくろがたくさんある場合は、初回は2、3個の除去にとどめ、段階的に除去する個数を増やしていくという方針を取る医療機関もあります。

ほくろ除去費用のまとめ

本記事では、ほくろ除去の費用について詳しくお伝えしてきました。
ほくろ除去の費用の重要なポイントをまとめると以下のようになります。

ほくろ除去にかかる費用相場

費用項目レーザー法電気メス法切開法
費用相場2,200~11,000円4,980~22,000円19,800~55,000円
平均額約5,600円約9,300円約32,000円
費用は税込表示です

ほくろ除去の治療法

治療法 対象の大きさ 施術内容
レーザー法 1mm以下 レーザー照射によりほくろ周辺に無数の穴を開け、新しい皮膚を再生させることでほくろを除去する
電気メス法 5mm以下 電気メスの熱を利用し、ほくろの根元にある細胞も含めて除去する
切開法 5mm以上 ほくろとその周辺組織を大きめに切開し,根元から除去する

ほくろ除去後のアフターケア

①患部に保護テープを貼る
②こまめに紫外線対策を行う
③患部になるべく触らない

本記事を参考に、ほくろ除去治療を試していただけると幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。




コメント

タイトルとURLをコピーしました